くもりときどき ななばあば

将来の自立のために、今私に何かできることがあるかな

コロナ警戒レベル4ロックダウン4日目 いつもとちがう日曜日?

これまで朝夕は車の排気ガスで呼吸しづらくなっていたときもあったが、ロックダウンの今、基本”エッセンシャルワーカー”の車の通行が許されるのみで徹底的に車両制限され、そういえばいつになく空気がきれいである。

 

”おでかけしたーい”という声に、運動不足解消のため、昨日に引き続き今日も応えよう。長引かないように、水やおやつは持って行かず、歩くためのみに外出する

 

それにしても、こういう状況になるとは。。

 

仕事がいそがしい人たちも
学校の勉強に集中していた人たちも
外に遊びに行くのが楽しい人たちも、

4週間も休まなきゃいけないなんて。。

 

なんてステキ。(考えようによっては)

 

考えてみれば、いつもいそがしく一緒に居る時間がなかなかとれなかった、という家族は、ロックダウンをきっかけに距離を縮めることができる

外であう人たちとは'2mの物理的距離'をとらなければいけないから、これまでと違ってどこかよそよそしい感じでお互いすれ違っていく中で、逆に家族の結束は高まるかもしれない。

 

ぽかぽか陽気に誘われて、今日も、自転車に乗った親子連れや散歩にいそしむカップル、自分のペースで歩みを進める人たちが結構外出していた。


マスクは我々だけだった。


だから余計にマスク至上主義に傾くのは母だけか。郷に入れば郷に従え、というが。
子どもは何かのたびごとにマスクを外そうとするし、手で顔を触ろうとする。特に未就学児はばい菌を運ぶ可能性があるのではと思わずにはいられない。

 

途中、めだかがたくさん住んでるビオトープみたいなところがあって、いつものように腹ばいになって見てしまった


内心あわてて公衆トイレで手を洗おうとしたらロックダウンで開いていなかった


焦った。


地面に何も付いていなかったことを願うしかない

 

早く手を洗いたい衝動に駆られながら、ロックダウン下に外出を楽しむ親子に手に付いてるかもしれないばい菌を風で飛ばさないように(想像力豊か?)、いつもよりも少しだけ遠回りしてみた。


風が背の高い木々の枝を揺らして心地よい小道


"コホッ、と・こ・ろ・で、こっちの道初めてなの?車もあんまり走ってないから空気もきれいで見晴らしもいいよ。僕気に入ってるんだぜい。”


え、誰?
声帯模写が得意そう??

 

見上げると一羽の鳥の影。よく見るとのど元に白いふさふさのチャーミングポイントが。

Tuiではないか


見るのは2回目である。
前に見たときはその白いふさふさが面白いねえ、という見た目のみの印象があり、鳴き声まで聴くことはできなかった。その日帰ってからNew Zealand's Native Birds of Bush and Countrysideというポケット図鑑でTuiだと分かったのだった。歌声の特徴については
"melodious song""conbines bell-like notes with harsh clicks, barks, cackles and wheezes"
歌を奏でるその鳴き声は、いろいろ合わさっている(!)。
なんという意訳。。


時間を忘れた。久しぶりに英気を養うことができた。ロックダウンのことも一瞬忘れた。


なんというバラエティに富んだ歌声。のど元の白いふさふさがあるだけある。

 

聴き惚れつつ少し収録できた。

youtu.be

 

そういえば東京ディズニーランドができた当初、比較的混雑していないアトラクションとして、カリブの海賊、イッツアスモールワールドの他に、魅惑のチキルームがあって、否が応でも連れて行ってもらったことが何回かある。
鳥たちがステキな歌声を聞かせてくれるそのチキルームを思い出した。

当時は"鳥の鳴き声なんて興味ない、スプラッシュマウンテンに並ぼうよ"という感じだったが、人の感性は年齢とともに変化するのか。Tuiの鳴き声に聴き入っていた自分が居る。


ロックダウンという状況下で"STAY HOME"と叫ばれる中、健康を保つために必要最小限の屋外活動をする、そのときに自然を感じる感性が鋭くなってるか鈍ってるか、ロックダウンの影響が自分でも気になるところ。
今回はTuiの熱烈なアプローチに足を止めたが、ちょっとした自然の変化を感じ取れる自分で居たい。マスクはしてても感性のアンテナを張ろう。と思う。

 

そしてすぐさま、石けんでの手洗いだけでなく、スマホもきれいに拭かなくちゃと思ったのだった。