くもりときどき ななばあば

将来の自立のために、今私に何かできることがあるかな

コロナ警戒レベル4 ロックダウン 肉じゃが3段活用

ニュージーランドではお肉を買うときはスーパーマーケットの食肉売り場はもちろん、大規模店舗に付設していたりいなかったりするお肉屋さんで種類と重さを指定して買うこともよくある

ウチではよく肉野菜炒めを作るが、それに良さそうな細切れ肉などは基本的にないようで、ひき肉を使うか、かたまり肉を買ってきて使う分を好みの形に切って使っている。

 

ロックダウン前は、ひき肉の品薄状態が続いた。好きな分だけ調理に使えるし、火の通りもよいことから便利だと思うのは全世界共通?のようである。現在はひき肉の流通量も増えてきているようだ。

ウチでは鶏肉の手羽(キロあたり13ドル)とともに皮付き(!)の豚肉の塊肉(同じく16ドル)を買って冷凍庫に保存しておいたのが、この非常事態に役立っている。

 

今日はかたまり肉を使った肉じゃがからの3段活用を紹介しようと思う。

 

 

冷凍庫ミニミニ知識

ところでウチの冷凍庫は、以前測ったら-23℃と業務用冷凍庫顔負けである。

 

一昔前、派遣社員として働いていたと同時に、土日の朝限定でファーストフード店で働いていたことがあったが、そこでは大量のパテやポテトなどがそのあたりの温度で安全に管理されていた。

 

ちなみにこのあたりの温度だと、ダニやノミなどの駆除に有効である。
今もOPショップ(寄付されたものをお得感ある値段で販売)や中古屋さんから購入した絵本や衣料品などは、ウチの冷凍庫で3日間ほど寝かせて使っている。ニュージーランドに来てからおかげさまで?シラミんを始め、害虫関連の知識を蓄積してきている。

 

この冷凍庫の温度でカチンコチンに凍ったものを調理するには計画的に解凍する必要があるが、今回はたまたま冷蔵庫の温度が15℃前後に上がった時を見計って解凍、調理した。ウチの冷凍冷蔵庫の温度差はなかなか悩ましい

 

穏やかな冷凍状態なら扱いやすく、研がれた包丁があれば、かたまり肉は薄切りにできるだろう。

完全に解凍すると切るのが簡単じゃなくなるが、今回は少し置きすぎてしまった。

 

 

ひと手間

余計な脂を取り除きたいから、まず5センチぐらいのかたまりに切って、深めの皿に入れて30分蒸して翌日まで放っておく。

次の日、皿にはゼラチンで固まった膠(にかわ)と肉、白い脂が上に少し集まっていた。脂は新聞紙の切ったものに入れて捨てた。早速肉じゃがを作る。

 

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ウチの肉じゃが手順

肉じゃがはおうちそれぞれの作り方があると思う。
ウチは根菜類がたくさん食べられるように、肉を5mmほどの薄めに切っている。そして淡めの味に抑えているから、そこからの応用が効く(と思っている)。

 

  1. たまねぎ、にんじんを一口大に切って油で炒める。
  2. 軽く火が通ったら、肉を蒸した時にできた膠(にかわ)とともに、ひたひたに水を入れ、だしの素が切れてるので代わりにうどんスープの素を投入。大きめに切ったじゃがいもも入れる。塩で味付けする。
  3. 煮立ってきたらここで薄めに切った肉を投入、砂糖としょうゆで薄めに味付けする。ここでインゲン豆を入れてもよかったな。肉に火が通ったら火を消して、ふたをしたまま自然に冷ましたら出来上がりー。

 

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うどんスープの素のおかげもあり(?!)さっぱりしながらも味わい深い一品になった。
脂を取り除いたこともあるが、この国の豚肉の脂身は脂身で食べられる。もしかしたら飼育法によるものなのかな?

 

肉じゃがは中華風に

翌日は長ネギを斜めに切ったものを入れて、火が通ったら五香粉を入れて、豆板醤の当番じゃん。

 

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煮汁も無駄にできない、ご飯が進む一品になった。

 

パスタのトマトソースにも活用  

肉じゃがからカレーを作るのもよくあるが、セロリがたくさんあるからパスタソースを作ってスパイラルパスタに合わせてみる。トマトソースとベーコン、セロリを追加する。

 

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これも食べ応えのある一品になった。

パンとの相性も良さそうである。

乳製品や豆乳を投入してクリーミー系パスタにしてもいいかもしれない。

 

ロックダウン中の食事のヒント

ロックダウン中は家に居ることが多いから、

  • 買い置きしていることの多い根菜類など、限られた食材で
  • 満足感が得られる食事を
  • ワンパターンにならないように
  • 手早く簡単に

料理したい。

 
まずは基本の料理を作って
少しずつ味に変化を持たせて
合わせる主食にも変化を持たせたい。

 

食材の大きさは
自分で食べられる子どもや大人向けには、食材は食べやすい大きさというより、
満腹感を誘うであろう嚙み応えある大きさに切りたい。

 

加熱していないサラダや果物や漬物、ピクルスなどをできれば毎食摂りたい。

 

子どもが食事に飽きないように料理に参加させたい。食材はどこで作られているか、どんなふうに作られるのか、どこから来たのか、などなど話す機会を増やして子どもが食べるだけの食事にならないように活用したい。

 

今回スパイラルパスタの作り方をYouTubeで検索して観てみると、ビッグイーターの食事量が更に増えた。。巻きすを使うのが面白いなと思った。セモリナ粉から作ってみるのもいいけど、まずは心の余裕がほしいところ。

https://youtu.be/t2T2WbTCM0c

 

ロックダウン中は外に出て運動する機会が減ってきてしまいがちだから、必要な栄養は摂りたいが、カロリーはなるべく抑えたい。脂質はなるべく良質なものを多く摂りたい。

 

 

ロックダウンは予定の4週間の半分が過ぎようとしている。
この2、3日で新規のコロナ感染者数が減少してきているようだが、油断は禁物だろう。

予定通りの期間でロックダウンが解除になるかならないか現時点でわからないが、ポストロックダウンも視野に入れ、時間を充実させることができるといいなと思う。

簡単で美味しい食事を探求してみようー。