コロナ警戒レベル3 第4日目 ロックダウン解除したから久しぶりにバスに乗った
今年は本当に早いもので、今日から5月。
そしてコロナウイルス警戒レベル4からレベル3に移行して今日で4日目。
近くの道路を走る車の量も、レベル4の頃からするとめっきり多くなった。
レベル3はレベル4ロックダウンとほぼ同じ制約があるが、営業再開したビジネスの援護になるよう、私たちも少しずつではあるが日常生活を取り戻さなくてはいけない。と思う。
ウチでちょうど、味噌、すりごま、きなこがなくなったので、6週間超ぶりにバスに乗って買い物に出かけようと思う。消費活動が経済活動を後押しする。と思う。ウチの消費活動による貢献度は微々たるものであるが。
ズーム学校を終えて11時ごろに家を出ることができた。
ウチはロックダウン開始10日前から自主的な自宅待機をしていて、バスは本当に久しぶりである。
バスはロックダウン中から本数は減らしながらも、休日と同じ時刻表で運行され続けてきた。それはエッセンシャルワーカーや、食料品を買いに出かける人たちのためであり、不要不急の外出は今も御法度である。
バスは現金払いで乗らないよう決められていたのだが、いつしか無料で乗車できるようになっていた。しかしながら乗車の際には(オークランドでは)ATホップカードと言うプリペードカードを機械に読み取らせる必要がある。乗客の動きを把握するためなのだろう。
バスは前のドアが開かないようになっていて、バスドライバーを守っている。後ろのドアから乗り降りする。
乗ってみて分かったのだが座席はどこに座ってもいいと言うわけではなく、ほぼ2メートル間隔を空けて座るようになっている。
何気なく利用していたバスも、今日は久しぶりで特別感があった。
きっと衛生面に前より気をつけているのかな?
と思ったが、座面は通常時のようにうっすら白くホコリが付いている。
大丈夫かー。
コロナんよりシラミんが心配ー?!
バスの車窓から
レベル4ロックダウン中には中断を余儀なくされた建設現場、今はほとんどが再開されているようだ。お茶をしている人たちはなんとなく距離を保っているようだ。
バスの車窓から
いくつかのカフェは、お昼の時間帯にもかかわらず、ほとんどが営業をしておらず休業のままである。
レベル4からレベル3へ移行する直前、ラジオでは"久しぶりのカフェで何を注文しよう?”などと興奮気味に語られていたが、事前予想とは裏腹である。
バリスタの事情か?
時間限定で営業しているのか?
思うほどお客を呼び込めなくてペイしないと休業しているのか?
逆に集まりすぎて自粛しているのか?
コーヒー豆の調達が簡単じゃないのか?
それともコンタクトレスcontactlessという販売方法に難ありなのだろうか?
【参考】New Zealand Herald よくある質問のページ
※日本語ではありません。Google翻訳などご利用ください。
最大限の感謝を運転手さんに伝えていざ、中国系スーパーマーケットへ向かう。
いつの間に、歩行者用信号機の近くにこのような表示がー。
スーパーマーケットの外には、カゴやショッピングカートをサニタイザーできれいにする係が居た。そういえばいつになくきれいめである。
いち早くマスク着用をしていた中国系の人々のマスク率も、コロナウイルスの指標にしている私、ざっと見回すと半分ぐらいに減ってきている。その反面、もうひとつの指標としている子どもを連れてる率はとても低い。
とにかくいまだ非常事態には変わりない。
野菜は葉物野菜を中心にカゴに入れる。
長ねぎ
ケール
レタス
長ねぎとレタスは根っこ付きである。食用としてなのか保存のためなのかは不明だが、いずれにしても根っこを洗って残すという面倒くさいことを生産者はしてくれている。現在ウチの窓辺では長ねぎの根っこの再生を試みている。
ケールは赤紫でなく緑色であれば冷蔵庫で1週間ぐらい保存できるかと思う。
コリアンダーは束で使わず、葉先からハサミで切って使い、茎を後から使うようにするようになってからは廃棄しないようになった。
ちなみに中国野菜で、空芯菜は夏によく買っていたが、1、2日で食べきらないと葉がすぐにへにょへにょになった。食べきれないような時は、先に葉から食べ、茎は冷凍しておくとよかった。
パクチョイは日本でいう青梗菜の仲間のようである。下の白い部分が傷みやすいから外葉を食べておき、あとは袋に入れておけば意外と長期保存できる。アクが少ないので、炒め物はもちろん、蒸し物、スープ、サラダにも使える。
そして今日は面白いものを見つけた。
インパクトあり思わず写真におさめた。
カリフラワーのようなものが育って花が咲いている。
ひと房が大きい。
食用なのか観賞用なのか。
そうだ。
今日は、きな粉とすりごまを買いに来たんだった。
売り場に急ぐ。
残り一袋ずつ!
はーよかったー。
それと出汁入り味噌。
ついでに、
冷凍枝豆
冷凍納豆
あんこはヨーグルトや朝食のシリアルに入れたりパンに入れ込んだりする。
いつもはオークランドの会社が作った粒あんを購入するが、今日は中国からのこしあんのみだった。工場が操業していないのか、原材料が手に入らないのかー。
他にも品薄もしくは欠品の棚がところどころあった。
いつもは中国や韓国などからのインスタント麺が並ぶコーナーが一番空いていた。
調べてみると、ニュージーランドでは国境封鎖後も、モノの輸出入は通常通り取り扱われているようである。
【参考】
今はおそらく買いだめの段階ではなく、エッセンシャルワーカーや仕事に戻った人たちが食事を手早く済ませるためにインスタント麺を選ぶのかなと思った。
それにしても、国際郵便物が止まっているらしいので、てっきりモノの動きも人の動きと同じように止まっているのかと思っていた。
止まっていなくてよかった。
国際郵便についても調べてみると、相手先の国との双方の状況により取り決められるのだろうか、いつサービスが止まり、いつ再開するのかが違うようだ。
4月下旬には隣国オーストラリアとの間でさえ郵便物を止めている。
【参考】New Zealand Post ニュージーランドから各国への国際郵便の扱いについて
(2020年4月29日現在)
さて、スーパーマーケットには大きな透明のアクリル板がレジ係の前に設置されていた。飛沫防止のためであろう。
そして以前は会計時どこでも袋詰めをやってくれていたが、現在は自分でやらなければならない。
ショッピングバッグをいくつか引っ提げて、次に代表的なファストフード店に行ってみると、外からは営業中とわからない状態。
どこから入るのだろうか?駐車場もガラ空き。
ぐるっと回ってみると車の行列が。既に15台ぐらいだろうか。
ドライブスルーでのみ注文を受け付けているという。車に乗っていないお客も使えるとのこと。
レベル4ロックダウン解除後に営業再開したあかつきには、ビッグマックとフライドポテトというあの自由の味を是非とも堪能したい。という夢があった。
が、うーん。
車と車の間にいくつかのショッピングバッグとともに、注文を受けてくれるマイク前まで少しずつ前進かー、現実的に待てない。
レベル2に持ち越し。だな。
後ろ髪かなり引かれながら、喉が渇くので先を急ぐ。
ショッピングセンターをのぞいてみると、スーパーマーケットの区画のみが開いている状態だった。
その区画にあるカフェは営業中だった。
そこはアプリを導入していて、お客は注文から支払いまでをスマホで済ませて、商品ができたら連絡を受けるのか?外の小さいテーブルに商品が置かれるのをお客は取りに来る。
これがコンタクトレスかー。
コロナ後のカフェは、きっとひと味もふた味も違うことになるのだろう。
それにしてもなんという時代かー。これが当たり前になるのかー。どうなのかー。
とりあえず味噌、すりごま、きなこなどの伝統食?を手に入れてホッとしたはいいが、時代の急激な変化を肌で感じた時間だった。
それにしても今日は飲み水を忘れてしまい、外の水道は止められていて、その上天気もよかったから、喉が渇いてしかたなかった。
マスクをしているとはいえ、外出時は水ボトルを忘れずに、こまめに水分をとり、ウイルス感染予防をしたいと思う。
バスの旅は以前の日常生活を呼び起こすものであったが、あの頃に戻れるのはいつだろうか。まずはできることをやっていくしかない。
世の中は回っている。回している人たちに感謝だな。