くもりときどき ななばあば

将来の自立のために、今私に何かできることがあるかな

再ロックダウンの様相

ゆるめのロックダウン?

もうそろそろニュージーランド オークランドのコロナ警戒レベル3、再ロックダウンが始まってから2週間が立とうとしている。


前回に比べるとみんな前回の経験があるから、買い物もパニック買いもあんまりないみたいだし、気分転換に歩いてる人たちも期せずしてできた休暇を家族と楽しもうという感じ。

子どもたちが遊ぶプレイグラウンドでは当初立ち入り禁止の貼り紙が貼られていないところも結構あり、"しょうがないんですよねー"といった感じで遊んでいた家族連れも結構いた。

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建設工事現場ではソーシャルディスタンスがとれれば稼働可能、外食業界もネットでの注文や外のテーブルでのカード決済、テイクアウェイなど、顧客とのコンタクトレスが実現できれば営業可能らしい。

 

"みんな車で遊びに来てたよ、退屈でしょ遊びに行ってみて!"と友だちはワンツリーヒルに行ったことを話していた。

マウンガキエキエ / ワン・ツリー・ヒル 〒1023 オークランド

https://goo.gl/maps/GSNA5FX8FcoZbcm29

いいのかホントにー。動物がいて楽しそうだけどー。

数多いチェックポイント、車の検問所が市内にところどころあるんじゃないのー?と聞いたら、それはオークランドの市境にあって北へ南へ向かうときには写真付きのIDやら証明書が必要なのかな。

車を持たないとそういう情報に疎い。

 


前回より緩めにとらえられる今回のコロナ警戒レベル3は、

"なんとなくそのうちレベル2になるんじゃない?"

"前回ほどの努力をせずともレベル2になるんじゃない?"

と思っている人たちが多いように思われた。

外出時はマスクをしてはいても、私も若干そう思っていた。

 

なまぬるい空気が一瞬で冷えた

あ、こんなはずじゃないー

と思ったのはこないだの金曜日。

 


会見前の子どものZOOM学校では"学校もうすぐ始まるね"的な雰囲気が確かに漂っていた。

 

おおかたの予想に反して、月曜日の会見までレベル2はお預けとなったー。

 

 

…ロックダウン延長?


という文字もそのときわずかながら頭をかすめた。


…いやいや感染者数はこのところ10人以下で横ばいのはず。


コロナ新規感染者が数字的にロックダウン延長になるほど伸びている感じはしない。

怒涛のコロナ検査の件数も心強い指標の一つである。


当局は感染者数ではなく、感染パターンを見極める必要があるようだ。

 

 

そしてら保健省発表の数字を見ると一つ気になることがある。それは入院患者の数だった。現時点(8月22日)で9名が入院している。前回は多くても3〜4名という感じではなかったか。

 

 

 

コロナフリーを一度経験すると、何が違ってくるんだろう


前回3月下旬に始まったロックダウンの頃を思い出すに、圧倒的に海外からの帰国者や海外旅行歴のある人の感染そしてその家族の感染が多かったように思う。

世界的にもコロナウィルスが大きな問題になってからの上陸となっていたから皆ロックダウン期間中、慎重に生活していた。

 


今回はコロナフリーの社会の隙を突いて出現したコロナウィルスだった。

保健省は最初の感染経路をいまだに明らかにしない。出どころを割り出したいが未だ決定打に欠けるのか。

 


8月10日頃、極めて上流でコロナウィルス感染が見つかったと思われたが、コロナ判明までのたった何日かの動きだけでじわじわと拡がりを見せている。職場や学校、宗教関連施設での感染が報告されているようだ。

もし更に上流があったら?と考えるとやはりゾッとする。

 

もしかしたら第二波では、人々の心の緩みから感染に気がつかず、症状が悪化してしまってから検査を受けコロナが判明する場合が多いのだろうか?

もしかしたら無症状で感染に気がつかず、通常モードで生活している中で感染を拡げる場合が多いのだろうか?

  


コロナ封じに適した季節とは

ニュージーランドのロックダウン、都市封鎖は

前回は初秋とは言えジリジリとコロナウイルスを丸ごと乾燥させそうな太陽が上から見張ってくれていた状況だった。

 

今回はそれとは違い、冬から春に移行する時期で、時々どんよりとした白い雲に覆われる空の下、湿っぽい空気が好きそうなウイルスが滞留する時間が長いのかー?

 

曇りの多い日々、冬なのに敢えてコートの上から腕まくりをすることもある私ー。

チャンネル登録しているYouTubeチャンネルの情報によると、ビタミンDがいろいろな疾患の軽減や予防につながるというー。

https://youtu.be/gqymIBUsq1s

 

腕まくりでもどうか?という日には、人生初のビタミンDサプリを時々摂るようにしているー。ビタミンDは太陽を浴びれば体内で合成されるってことで、自分の中ではきっとずっと買わないと思っていたー。

 

 


再来月の国政選挙


日本では政府のコロナ対策がよくわからないような中、かわりに地方自治体や、個々人一人ひとりが自主的な判断を求められるその中でうまくやろうとしている。 

政府が日本的なコロナ対策とか言う、かっこつけたことをやっていなければ、日本は勤勉な人たちに支えられて人口が多くてもとっくに封じ込めていたのでは?と思う。


ニュージーランドは人口がホントに500万人だけなんだろうかー?というほどいろんな人たちが居て、それを取りまとめなくてはならないというのは容易いことではないと思う。それでも政府が音頭取りをしてくれるから、コロナ時代にニュージーランドに居て正直ありがたいーと私は感じている。未だコロナ向けのワクチンや治療薬の開発の最中、お年寄りや特定疾患患者たちに優しい、コロナ弱者寄りの対策を講じてきている。

3月当初は紛れもなく"マスクもしてる人が居ない国でこの先どうなるんだろうー"と感じていたのだが。


ラジオを付けっぱなしにしておくと、最近では当初9月中旬に予定され先日ひと月ほど延期すると発表された国政選挙を控え、この再ロックダウンを期に、政府に批判的な人たちの論調が少しずつ激しさを増しているようである。


3割3分3厘のリスニング力では結局何を批判しているのか、ぼんやりわかるかわからないかという感じー。

わからないけどわからないなりに状況を理解しようと努めてみているー。

本当に様々な批判があがっているみたいー。


でももしかしたら再ロックダウンで抑圧された日常生活の"はけ口"?!になっているかもしれないー。

それとは明らかに違い、冷静に語る批判筋も多いみたいだけどー。

 


思うに

一度コロナの封じ込めをやってのけたニュージーランドの現政府でさえ、いろんな批判を集めているが、今彼らじゃないとコトが進まないし、誰もが彼らの代わりに、彼ら以上にコロナ対策をやってのける人は居ない。

前代未聞のコロナウイルスを相手に試行錯誤しながら、国としてコロナの動きを緩やかにして結果封じ込めようという選択をしたことが、私にとっては全幅の信頼を寄せるに値する。

 


そして更に思うに

この国の批判的精神は建国以来、醸成されてきたのかなと、

昔から政治がおそらく家族の話題によくのぼっていたのかなと、

だから政治についての議論の場での瞬発力とでもいうのかが老若男女めちゃくちゃいい。

その結果、今回のコロナであっても、この国の安全性を上げることにつながっているんではなかろうか。

 


ラジオを付けっぱなしにして受ける印象だけでそう思えるのであるー。

それもよく聞き取れないのにであるー。

ラジオに登場する人たちは何か言いたい活発な人たちばかりだがー。

 

 

なかなかこの国の政治家は批判にさらされることが多く、その中で説得力、コミュニケーション能力が鍛えられるのではなかろうか。

会見場で記者たちの質問に一問一答していく姿がまた頼もしい。


アーデーン首相はもちろんのこと、コロナ担当のブルームフィールド保健局長は今パズルと称し追跡調査を精査して、会見して、その後の記者からの質問タイムにも淀みなく答える。

ホント激務だと思うが休養をしっかりとってご自身の健康を確保してほしい。

 

 

ふと2011年東日本大震災の際の枝野官房長官を思い出した。ほぼ毎日会見を開き、その真摯な姿勢が不安な人々の歩調を合わせ、方向を合わせるのに貢献したように思う。

 

そして先日、そのブルームフィールド氏が実演したマスクの着脱を見てふと我に戻った。

 

そのマスクを脱ぐときは鼻のあたりをなにげにつまんでいた。しかしそれでは手にウィルスがついてしまう。やはり耳にかけたゴムを触るようにしてウィルスとの接触を避けなくてはー!と思った。

時々マスクをして息苦しいときは、マスクをあごに休ませていた!が、これも何という危険行為だったのかー。

 

そして忘れてならないのはやっぱり手洗い、都度手洗い。万が一、ウイルスが手についたとしてもそれを口や目やに持っていかない。

こういうちょっとしたことで感染リスクを減らせるのかもしれない。

 


それにしてもいつになったらコロナフリーの生活が戻ってくるんだろー。

とついグチってしまう前に、自分の緩い問題認識をどうにか批判的に捉え、あらためておきたい。