コロナウイルス追跡調査アプリ@ニュージーランド をダウンロードしてみた感想
ニュージーランドのコロナ追跡アプリ
NZ COVID Tracerアプリは半年ほど前にニュージーランド保健省が作成したもので、当初プライバシーが脅かされるなんてことがラジオで話題にあがっていたようだったから、もしかしたらスマートフォンのGPS機能か何かを使うものなのかと、わたしも導入を思い留まっていた。
しかし8月12日からの再ロックダウン宣言を受け、早くコロナが封じ込められるようにとすがる思い?でインストールした。
すぐに名前や住所、生年月日、性別、エスニシティ、電話番号を登録した。
同じようにダウンロードした人が今回多かったらしく、再ロックダウンが始まるとともにダウンロード数は伸びて現在では500万人の人口のうち160万人が追跡調査アプリを使うという。
スマートフォンを持たない場合には、店の入り口に名前と電話番号を記帳する。
コロナ追跡アプリの使用感
散歩のときには、追跡調査アプリが動く気配もなかった。
次の日、マスクと手袋で臨んだ買い物で初めてアプリを使うことになった。
スーパーマーケットの入り口に表示されているQRコードをスマートフォンのアプリを開いた状態でかざした、それだけだった。瞬時にどこどこの何の店、というのが目視できた。
後で分かったのだが追跡調査アプリは機内モードでも、それがどこのQRコードなのかがすぐにわかるようになっているようだ。
追跡調査アプリのメニューにはview my diaryとshare my diaryがあって、前者は自分で出掛けた場所を確認することができる。後者はcontact tracer(追跡調査隊?)に情報開示を求められたときに提出できるような仕組みになっている。
その万一の時にはcontact alertが鳴るらしい。。
なるほどーよくできてるアプリだなあと思った。
アプリの欠陥?と各国のコロナ追跡調査方法
しかしニュース媒体stuffによると、
今回の再ロックダウン期間ではこのアプリで拾えない感染経路があったらしい。
アイルランドやスペインのようにBluetoothをオンにしておくだけで、QRコードにかざす必要もないアプリの方が有用だとかいう話も出ている。
Covidカードという案もある(あった?)らしい。首にかけておくだけでよいのかな?
スマートフォンとその全情報を追跡調査に使うのは、既に韓国で導入されているとのことだが、法的整備が必要らしい。
コロナを封じ込めるために各国でいろいろと導入されているんだな。
プライバシー保護のためにQRコードを使う方法に欠陥?があるとは言え、この国で今普及している。新たな対策がとられるかこのままなのかはわからないが、今できることはアプリをQRコードにかざすだけである。
スタンプラリーみたいかな?
いくつ集めると1ドルに換金できるとか?クーポンもらえるとか?ないかー。
公共交通機関でのコロナ追跡調査
ところでオークランドでバスや電車など公共交通機関を利用する際は、衛生上、現在現金が使えずAT HOPカードに前もってチャージするが、カードの使用履歴がコロナ追跡調査に使われているようだった。
ところがstuffによるとカード利用者登録をしていない場合も多く、追跡調査が進まないこともあったようだ。
近いうちにも公共交通機関を使う際にも(おそらく)ドアに貼られたQRコードに追跡調査アプリをかざすさないといけなくなるらしい。一手間増える。。
ちなみにマスク着用は明日8月31日から義務づけられる。違反者には罰金300ドル?!とか。
8月31日からのオークランドは?
先ほど首相会見があり、明日8月31日からオークランドはコロナ警戒レベルが3から2.5!に引き下げられるという。
なるほどー
社会には、わたしを含めて多くの庶民は政府の決定に従うだろうが
"ロックダウン反対!"(昨日はシティでデモ!それもマスクしないで蜜!な状態)
と
"ロックダウン解除反対!"(学識経験者などは慎重論)
の2極が存在する。
どちらにも配慮した苦肉の策、というか柔軟な決定とも思える。
今まで警戒レベル2.5が存在しなかったなら、事後的にコロナ関連の法律が変えられるようである。
明日からのコロナ警戒レベル2.5でも手洗いに励もう。外出時はマスクもしよう。
実はコロナ警戒レベル1のときに"実はロックダウンでもマスク不要だったかも?"と思い始めていたわたしであった。日本では不織布マスクを洗っては毛玉ができるまで使っていたような、外出時マスク着用率%だったわたしがである。。
マスク着用率が上がるだろうか。興味がある。
マスクしててもしなくても、コロナウイルスが全世界で早く封じ込められますように。コロナの治療法が早く確立されますように。
⬇️東京ではビニール袋ヘビーユーザーでしたが、ニュージーではもう買わないです。