くもりときどき ななばあば

将来の自立のために、今私に何かできることがあるかな

ニュージーランド総選挙2020 国民投票その1 大麻合法化

 


○Referendum


国民投票


としてみたもののニュージーランドは18歳以上の国民だけでなく永住権保有者も投票権を持つ。


国民永住者投票、

市民投票、


と言えるのかもしれないが、しっくりこないので"国民投票"のままにしてみる。

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国民投票ホームページ

によると


A referendum is a vote on a question.


A referendum can be started by a citizen or by the Government.


If you are enrolled to vote, you can vote in a referendum.


Referendums are an important part of New Zealand's democracy.

 


"国民投票は質問への投票です。


国民投票は、市民または政府が開始(発起?)できます。


投票に登録している場合は、国民投票で投票できます。


国民投票ニュージーランドの民主主義の重要な部分です。"(以上グーグル翻訳)

 

 

国民投票2020

 

今回の選挙は
-the General Election
-a referendum on the proposed Cannabis Legalisation and Control Bill
-a referendum on the End of Life Choice Act 2019.


Eligible voters can choose to vote in all, some, or none of these.

(前述ホームページより)

 


"

-総選挙
-提案された大麻合法化および管理法案に関する国民投票

-2019年施行のEnd of Life Choice Act(尊厳死法)に関する国民投票

 

有権者は、これらのすべてまたは一部に投票またはまったく投票しないことを選択できます。"

 

 

それにしても、国民投票の2案件はどちらも簡単には投票できない類のものだ。。 

 

 

大麻合法化および管理法案に関する国民投票への予習


投票では次の質問が問われる予定とのこと。


The referendum question is:

Do you support the proposed Cannabis Legalisation and Control Bill?

 


"大麻合法化および管理法案に賛成ですか?"

 


  

 

うーん、よくわからない。

  

 

現状をググってみると、ドラッグファウンデーションという団体ホームページ検索エンジンでトップ。

 

 

Drug use can cause social, health and economic harms to individuals, families, and communities. This includes harms caused by tobacco and alcohol. Preventing and reducing drug-related harm is the challenge the New Zealand Drug Foundation has taken on.

"ドラッグ使用は社会的にも、健康面でも、経済的にも個人個人、家族、コミュニティに弊害がある。これにはタバコやアルコールも含まれる。ドラッグ関連の弊害を予防し減らしていくことがこのドラッグファウンデーションが取り組む課題だ。"

 


この団体はドラッグ使用の問題点を把握していて、決して推奨しているわけではないようだ。

 

 

 

Cannabis (also called pot, marijuana, weed, dope, grass, mull, dak, hash, smoke, buds, skunk, cabbage, ganja, reefer) is the most commonly used illegal drug in New Zealand.

大麻についてはいろいろな呼び名があり、現在主に違法ドラッグが使われているという。

 


weedは草とか雑草とか迷惑な植物的な使い方される単語かと思う。

grassに至ってはもっと一般的な草、雑草のニュアンスか。

cabbageはキャベツじゃん。。んー胃に優しそうな響きだが。

 

 

 

Cannabis comes from the Cannabis Sativa plant and is used both for recreational and medicinal purposes. As a recreational drug, it can be used in a dried plant, resin, or oil form. The potency of cannabis depends on it's concentration of THC, which is higher in resin and oil than in the dried plant. The psychoactive potency of cannabis depends on its concentration of THC, which is higher in resin and hash oil.

大麻は娯楽や医療目的で使われる。娯楽での場合、乾燥大麻、樹脂、油の形態?で利用されるが、樹脂や油の形態の方が濃縮されているとのこと。

 


Cannabis is widely available in New Zealand.

"大麻ニュージーランドで広く入手可能だ。"

 

 

12% of New Zealanders used cannabis in the past 12 months (Health Survey)
"ある調査によると、過去12ヶ月で12パーセントのニュージーランダーが大麻を使用した。"

 


By the age of 21, 80% of New Zealanders have tried cannabis at least once. And 10% developed a pattern of heavy use (Dunedin and Christchurch Longitudinal Studies).
"ある研究によると、21歳までの80パーセントのニュージーランダーは少なくとも一度は試してみたことがある。そして10パーセントが高頻度での使用につながった。"

 


これでいいのか日本、違った、ニュージーランドー。。

 

 

 

でもそれだけ流通経路があるということか。。

 


20年ほど前には、

電線に運動靴が引っかかっていたり、(テニスの)ラケットが置いてある辺りに密売人が居るという噂を聞いたことはあったが、

今はもっと手広いビジネス(現在違法)展開をしているということか。。

 

 

売人さんたちと同じ向きを向いて、大麻を取り巻く人たちを少しずつ望ましい方向に導く、という感じなのだろうかこの大麻合法化という動きは。

 

 

今まで世間であまり公に語られてこなかった大麻を、合法化することで他のいろんな類のものと同じようにテーブルに乗せて、社会全体で声を大きくして話し合おうか、ということなのか。

 

 

ダークサイドの代表格である大麻使用に日の光を当て、大麻使用で引き起こされるさまざまな事柄を社会で取り組む問題にしようということなのか。

 

 

 

うーん、奥が深いーーー。

所詮、素人の深読みなのだがー。

 

 

 

大麻管理法案の3本柱と立案の背景


Control,

Tax,

Educate


管理して、

課税して、

教育する。


というのがこの法案の3本柱のようだ。

 

 

そして大麻管理法案立案の背景とは?


-Free up Police to focus on serious crime

"警察官をより重大な犯罪に注力できるようにする。"

 


確かに現時点では大麻は違法だからそれを取り締まることが任務の大きな割合を占めているのかもしれない。


しかし、懸念もある。


大麻を合法化したら、使用者は使用量は、増えないのだろうか。

 

車の運転は使用した後、ある一定期間?はもちろん禁止されるのだろうか。

 

 

-Put some controls around cannabis

"現在、人々は政府の管理下でないブラックマーケットから大麻を購入している。合法化は新たな市場を創り出すのではなく、種から販売まで、既存のマーケットを管理下に置くというものである。"らしい。

 


斬新。

 


ある意味、警察などは既存のものを把握し、いわゆる"泳がせて"いたのをこれからは手続きを踏ませて認可されたマーケットとする、ということか。

 


新たなマーケットを創出しない方向でよかった。と思う。

 


景気刺激策や新規産業創出で、この手の大麻関連ビジネスが活性化しないことを、この国の将来のために祈る。

 

 

 

-Taxes into health and education programmes

大麻を合法化、管理することで年間?4億9000千万ニュージーランドドル(日本円にして343億円、1NZドル70円換算)程度の税収が見込まれ、政府はその財源で健康プログラム、教育プログラムを実施する予定とのこと。

 


若い世代を中心に、健全な心と体が育まれるような、大麻以外で自分たちのご機嫌がとれるような人間になっていくような、そういう教育プログラムが大々的に実施されてほしい。

 


-Improve access to patients

ニュージーランドは医療用大麻が導入されているらしいが、大麻合法化により効果のある薬として、更に簡単に安く入手可能になるとのこと。

 


治療目的でも、安易に大麻を勧められるようなことがあるのだろうか。。

 

うーん、微妙。。

 

 

 

○世界の大麻の扱い


ウィキペディア

によると、

 


Countries that have legalized recreational cannabis are Canada, Georgia, South Africa, and Uruguay, plus 11 states, 2 territories, and the District of Columbia in the United States and the Australian Capital Territory in Australia.


娯楽のための大麻が合法なのは

カナダ、ジョージア南アフリカウルグアイと、アメリカとオーストラリアの一部の地域とのこと。

 


大麻で厳罰に処せられる国もある。

 

 

 


世界にはいろいろな国々がある。

 

 

 

何がいいとか、よくないとか、なんだかよくわからなくなってくる、

という訳でもないが、

法律で規定されずとも判断ができるような状態で常にありたい。

 


その意味で大麻は今後も扱うことはないと思うが、これからは社会の問題として話題にあがってもいいのかなと思うし、健康被害や社会的経済的に問題が起きている状況が減ってほしいと願う。。

 


大麻により、使用率が高いコミュニティなどが、ひいては国家が弱体化、無力化されることを防ぐ意味でも、とっても重要な問題である。

 

 

 

○もう一つの案件は次回


今回、国民投票の2案件を取り上げるつもりだったが、あまりに大麻合法化の内容が深すぎて、もう一つの尊厳死の内容まで到らなかった。


もしかしたら大麻合法化によって、尊厳死を選ぼうとしている方々がそうしなくてもよい状況になったりするんじゃなかろうか。。

 

 


それにしても国民投票に取り上げられる案件は、日頃考えることがないようなことだから、予習が大切だとあらためて思った。

 

 ⬇️ヘビー級な内容となっております。。

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⬇️総選挙2020の選挙管理委員会の広報活動など書いてます。

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⬇️ニュージーランドにはどんな政党があるのか、二大政党じゃない政党がカギを握るのかもしれません。

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いそがしくてなかなかAmazonページまで見ていられない!という方々、

こちらこれからの季節のお散歩にいかがでしょう〜⬇️

 

 

ご覧いただきありがとうございました!

ではでは〜

 

 

 

⬇️プラスチック、考えるようになりました。。

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⬇️キウイバーガーを食べるまで知りたくない人は読まないでくださーい。

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