くもりときどき ななばあば

将来の自立のために、今私に何かできることがあるかな

今は二十四節気でいうところの?バグの季節突入!Bugs in Auckland

 

 

オークランドは寒さが緩み始めてきた兆し 

 

ニュージーランドオークランド

日が延びてきた。

冬は朝8時でも日が出ていなかったが、それが今は日の出がだんだんと早くなってきている。

 

晴れると澄みきった青空が見え、日差しが強さを増している。

 


雨が多く降る時期、雨季?を脱したのだろうか、

未だこの辺りは水不足なのに。。

 


植物は年間通して割と温暖で、ずっと咲いている花もあれば、このところの昼間の長さに反応してか一斉に芽吹き始めたりする草木もある。

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季節は巡り巡っている。

 


そして何だか虫たちも急に元気になってきたようだ。


いや、元気に違いない。。

 

 

二十四節気


二十四節気とは

"四季の変化を知り濃厚の目安とするため、太陽の運行に基づいて作られた中国古代の暦上の点"のことだという。("ダイソーミニ辞典シリーズ29 年中行事と歳時記"より)

 


二十四節気を初めて知ったのは大人になってからだった。


二十四節気の中のいくつかの言葉、立春春分夏至立秋秋分立冬冬至などは知っていた。

それが、子どもの早期教育教室に通うようになってからは曲に乗って諳んじることができるようになった。子どももつられて歌えるようになった。それがうれしかった。

 

 

 

二十四節気と同様に、季節の変化を表すものに七十二候があるという。

"中国の黄河流域地方の気候風土、動植物の生態を表したオリジナルがあり、それを、江戸時代以降、学者たちが日本の風土に合うように新しく作り換え(前述から引用)"たものだという。

 


6、7年前に東京の京橋を歩いていた時、歩道脇の花壇にそれぞれ七十二候の小さな立て札が一つずつ順番に立っていたのを見つけた。ちょっとした季節の変化を言い当てている言葉をひとつひとつ見て回りたい、そういう気持ちになった。

 

 

日本には春夏秋冬四季がある。 

季節を表す言葉とともに、ちょっとした季節の移ろいを感じとる感性が養われるのかもしれない。

 


○2020年春から始まる二十四節気


国立天文台のホームページ

https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2020/rekiyou202.html

によると、2020年春から始まる二十四節気は次のとおり。


01.立春…2月4日

02.雨水…2月19日

03.啓蟄…3月5日

04.春分…3月20日

05.清明…4月4日

06.穀雨…4月19日

07.立夏…5月5日

08.小満…5月20日

09.芒種…6月5日

10.夏至…6月21日

11.小暑…7月7日

12.大暑…7月22日

13.立秋…8月7日

14.処暑…8月23日

15.白露…9月7日

16.秋分…9月22日

17.寒露…10月8日

18.霜降…10月23日

19.立冬…11月7日

20.小雪…11月22日

21.大雪…12月7日

22.冬至…12月21日

23.小寒…1月6日ごろ

24.大寒…1月20日ごろ

 

 

ニュージーランドの気候


すっかり忘れてしまったが、中学の時に習った "ケッペンの気候区分ではニュージーランドのほぼ全土が西岸海洋性気候となる。北部は亜熱帯、南部は温帯で、比較的過ごしやすい気候となっている。"という。

https://www.traveltowns.jp/climate/newzealand/

 


ニュージーランドはよく

"一日の中に四季がある"と表現される。

一日の温暖差があるからうなずける。

 

そして年間を通してオークランドにも四季がある。東京に比べて時に穏やかな?気候だと感じる。

 


"穏やかな?"と書いたのは、

照りつける夏の太陽は比較にならないほど強いし、

台風でもないのに突如としてゲリラ豪雨的なものがあったりするからだ。

 


植物や動物はこの"穏やかな?"気候を享受しているように見える。

 


雨がまだ少し降る春先の今は、植物は日々目に見える変化を見せている。

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鳥たちや外に住む猫たちは、寒さの緩みにますます活発になっている。 

 

 


そして普段目に留まらないヤツらも。。

 

 

○9月に入ってからの確かな気配 


9月は春、と広く認識されているニュージーランド

 

そして、

今月に入って、

急に、

活発になってきたヤツらがどこかしらに居てる。。

 


ちょっとした芝生に踏み込んだ時、

お店で商品を選んでいる時、

ただそこら辺を歩いている時も、

 

急に、膝下や腕、耳!などがムズムズし始めるのだ。

 

 

 

そして家の中では、

おもちゃ付近にきっと居てる。。

 

 

 

○ヤツらとは? 


ノミ? 


ダニ?


シラミん?

 

痒みをもたらす虫、バグたちである。

 

 

ちゃんと目に見えるものなら良いのに。。

でもそれほど大きかったとしたら噛まれたらどんなに痒いんだろう。。

 


痒みをもたらすバグたちは、

まるでコロナのよう。。


だけど、

コロナのように対処が簡単ではない、わけではない。きっと。

 


だけど、この国の穏やかな気候がゆえに、

ムズムズとした違和感をどうにか追いやったり、

家の中がサッパリしたとしても、

再びどこかからもらってくる。。

 


ホントにヤツらはー。

 

 

○私なりのバグへの対策


今回2年目となるバグの季節、私は先手必勝で奴らに立ち向かうことにしている。


ニュージーランドのコロナ対策をヒントに、

まずは家の中にバグを入れない。

 


絶対に、


いや

できるだけ、


いや

なるべくー。

 

●特製スプレー

まずはバグを追い出すための特製スプレーを作る。 

材料は

-シトロネラオイル 適量

-ティートゥリーオイル 適量

-水 オイルと同量

これらをスプレー容器に入れて混ぜるだけ。

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●帰ってきたら

そのために玄関先では衣類をブラシで払う


先の特製オイルを髪の毛から腕、首元、背中、おへそ回り、足の付け根、膝下に軽くかけてできるだけ風に当たる。

 


家の中の玄関ドア付近や水回り入り口付近にはマットを敷いている。

そこには特性オイルはふりかけないようにして、虫たちがこぼれても、そこに生息することを促している。

 

●掃除


カーペットやソファーはこまめな掃除に限る。

充電式クリーナーがとても役に立つ。

 

時間が限られてる時は、掃除用特製スプレー(水の代わりに酢を使ったスプレー)を軽くかけてバグを移動させて、部分的に掃除する。

 

●お風呂


シャワーで洗い流すだけじゃなくて、ちゃんとスポンジや手でまんべんなく肌に触れるようにしてバグを洗い流している。つもりでいる。

 

水不足の今は大きめのバケツお風呂も気が引けるが、入れればお風呂に入ったほうがいい。

ティートゥリーエッセンシャルオイルをわずかに垂らすだけで効果があると思う。


上がり湯には1リットル弱のお湯にティートゥリーオイルを1〜2滴垂らしてよく混ぜ、髪の毛からつま先までかけることにしている。

 

●寝具


大家さんに確認して、寝具が軽く干せるように棒を下げているが、布団やシーツを毎朝かけて湿気をなるべく取るようにしている。

そして布団やシーツに裏表ブラシをかけるようにしている。

気になるときにはスペシャルオイルを軽く吹きかける。

天気が良いときには洗える寝具は迷わず熱湯に漬け置いてから洗う。 

 

●洗濯


お風呂に入る前、なるべく空のバスタブの中で衣類を脱ぐ

洗うものはすぐさまバケツに入れて、翌朝熱湯につけてしばらく置いてから洗う

 

●髪の毛


髪の毛はドライヤーでしっかりと乾かす

ドライヤーで飛び散った髪の毛などはできるだけ早くモップなどで拭き取る

シラミの痒みがある時は、毎日梳き櫛で髪をとかす。※よかったら前のブログ記事をご参照ください。


ドライヤーをかけた後、寝る前は特製オイルを髪の毛や手足に軽く振りかけるようにしている。

 

 

○バグ対策とコロナ対策


というのも

前回、非常に大変だったのである。。 

 


それは2020年を目前にした年末、こちらは夏真っ盛りの頃だった。

 


髪の毛のかゆみを放置して2週間ほどで、

夜、というか寝付くまでと

明け方、

尋常でないかゆみが出てきた。

 

髪の毛のかゆみは、ググった結果、連日の紫外線による地肌のダメージ?などと考えて、全然バグのことを考えたかなったのだ。。


その結果、何ヶ月ものあいだ、日々のシラミケアがとても大変だったから、今回はなるべく事前にそこまでひどくならないようにして、日々抑えることを目標にした。

 


私は普段、結構よく歩くほうだと思う。

 

体温が上がっていたり汗をかいたりするからか、

バグたちが何かを察知してすぐさま飛んでくる、

そう感じたこともあった。。

 


コロナ対策も大変。だけど

マスクして、

石鹸で手を洗って、

距離を保って、

コロナ追跡用アプリで記録する。

これでほぼ予防ができると言われている。

 


それに比べたら

バグ対策は、

そんなに簡単じゃない。。(あくまでもわたしの意見です。。)

 

 

 

もしかしてコロナ対策はバグ対策に比べたら簡単、

と思う人たちが結構居て、

この国はコロナの封じ込めを結構うまくやってきているのかな、

なーんていう素人の浅読みをしてみたりする。

 

 


○スーパーのおまけにもバグへの注意喚起がほのめかされている?

 


そう言えば、9月に入ったぐらいからスーパーマーケット大手のカウントダウンでは、買い物30ドルごとにトレーディングカードを配布するキャンペーンが始まっていた。

  

ちなみにそのスーパーマーケットでは昨年11月だったかに、スチール製ディズニーキャラクターのアルファベットチップを配布していた。

 

スーパーマーケットのおまけと言えども、素材は紙や鉄といった再生可能な材料を使っているのが印象的ー。

安易にプラスチックを使わない姿勢に感心する。

 

 


さてさて、トレーディングカードの名は

"Super Insects スゴい虫たち"

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こんなにも人間(少なくとも私)の生活を左右するなんて、

ホントに虫たちスゴいと思う。。

 


きっと虫眼鏡で見ても、見えるか見えないかわからないような、私たちに痒みを与えるようなバグたちは、おそらくこのカードのラインナップにはないんだろうなと想像する。

 


ゴキブリCockroachのカードがあったが、

痒みをもたらさないという意味で、

何とかわいく思えるのだろうー。。

 

 

 

○日本とニュージーランドの季節は今

 


二十四節気に戻って9月初旬を見てみると、

日本は立春から数えて15番目の白露、

 


ニュージーランドは北半球の日本と逆、正反対のの季節、ということは

同じく3番目の啓蟄

「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)。。

 

これから長いバグの季節かっ、

と覚悟した。

 

なかなか二十四節気は意外にもニュージーランドオークランドに当てはまるのかもしれない。検証していきたい。

 

○バグと社会

 

バグと共存共栄?じゃなかった、

なるべくバグとどっぷり共存するんじゃなく、

適当な距離を保って共存したい。

 

 

距離といえば今ではソーシャルディスタンス。

 

前回バグの季節には子どもとハグをするのを避けていたような気がする。

お互いにバグを行き来させないように。。

 

 

バグの季節はなにかと痒くなりがち。。

 

だけど

こういうご時世だからこそ、

今回バグの季節はできるだけ多くハグをしたい。

今ハグがとてもたいせつだと思うから。

 

 

 

バグが居て

もしかして対策を施されず痒がられ

家族間でさえ疎遠になるならば、

もしかしてバグの不可抗力な面があるのに責められ

心に見えない深いキズができてしまうならば、

社会との関わりで負い目があると感じるようになるならば、

精神的に疲弊してしまうだろう。

 

いや、より直接的に、

自分がどこでバグをもらったのかわからなくてイライラしたり、

自分の手に負えないほどの痒みになってしまい、どうしたらいいのかわからなくて、

精神的に疲れることもあるだろう。

 

 

精神疲労精神疾患の発端はそれぞれだろうが、

実はバグがそのうちの何割かの原因になっているんじゃないだろうか、

と考え始めている。

 

 

精神疾患は昨今、社会で取り上げられる問題になっているようだが、

ではバグは社会で扱われる類の事だろうか。

 

 

扱われてほしい。

 

 

社会が、メンタルプロブラムよりもまずはバグに面と向かってほしい。。

 

どうもバグはニュージーランドでも、タブー視されているきらいがある。

 

いやむしろ日本の方が意外と会話に出てくることもあるのではないか。

以下あり得そうな会話を考えてみる。

"うちの子なんか髪の毛痒がって診てもらったらシラミだったのよ"

"ウチも去年どこからかもらって大変だったの"

"あげちゃってないかしら、そしたらごめんなさいね"

"そんなのお互いさまよ、何が一番いいのかしらねえ"

こういう会話がちらほら上がりそうである。と勝手に思い込んでいる。

 

 

一方、ニュージーランド

移民も

キウイも

マオリ

きっと自分からバグの話は出したがらない。

 

多民族国家でいろんな価値観があっていい、というのが良いところ。

 

反面、

事あるごとに、エスニシティごとに構えるようなところもあると思う。

 

下手に話題に出してバグの発生源に思われたら示しがつかない、 

なーんて考えることが少なくないのかなと感じる。

 

 

 

バグが居て

もしかして喫煙して周りを燻してバグを追い払おうとする人たちも居るだろう。

もしかして家の中で痒がるよりは外の風に吹かれていたいという人たちも居るだろう。

 

 

バグが居て

痒いのが好きな人でない限り

生活の質は確実に下がる。

 

 

バグが多少の社会問題の発端となってるんじゃないかな。

 

 

社会としてバグの存在を認め

国を挙げてみんなができるバグ対策を公開してほしい。 

 

気候は場所にもよるが、一年中温暖なのである。

 

その点、日本は夏や冬が比較的はっきりと、

暑さ寒さがはっきりしているから、バグがここまで感じられなかったなかなかと思う。

(確かに湿気の多い季節に畳に座って痒みがあったなと思い出したが、あんなの大したことなかった。。)

 

念のため保健省のウェブサイトを見てみた。

 

あった、バグ関連情報。

 

Bed bugs | Ministry of Health NZ

Head lice | Ministry of Health NZ

 

うーん、南京虫でも毛じらみでもなさそうなこの季節のバグ、どういうバグなんだろー。

 

それにしても今回はなんだか早いなー、

12月頃からバグだと思っていたのにー。。

 

バグの考察は続くのかー。

 

しばらく向き合わねばならないー。

 

 

"なんだ、そんなところに住んでるんだー"と思った方、旅行中はきっとここまでバグは居てないと思います。何度かこの時期この国に居ますが、最初のうちはバグに気が付かなかったのです。

 

今コロナで大変な時期が続いていますが、この時期が明けてどこに旅行しようかなーとお考えのときは、このバグの記事に懲りずに、皆さん是非ニュージーランドをご検討ください!

 

そしてもしかしていつの日か、まさかの?バグに遭遇したら、この記事思い出していただければなと思います。

 

 

バグのことになるとチカラが入るので長く書いてしまいました。お読みくださりありがとうございます。またよかったら立ち寄ってみてくださいね!