タマリロの季節
スーパーに行ってみると季節を感じる。それはアボカドやブロッコリー、葉物野菜やキウイフルーツの値段に反映されたりしている。
今寒さが感じられるようになってきてやっと、キウイフルーツが普通に店頭に並び始めている。15年以上前、収穫期にはキウイフルーツの価格が1キロ1ドルを切っていた店も普通にあった。現在はそこまでのお手ごろ価格を望めないが、毎日食べようかなという値段になりつつある。
昨日スーパーで見つけたタマリロは赤ベースの色味でラグビーボール?のような、ボールを伸ばしたような形である。木立トマトと言われているそうだ。これまであまり目に止まらなかったが、今は冷蔵棚と平積み?2カ所に配置されていた。1キロ11ドルと、私としては常備野菜にしようとは思わない価格設定であった。だから今まで食べたことがないのか。が、今回敢えて野菜の食レポをする目的?で1個(だけ?!)購入してみた。
タマリロはトマトと違って皮が硬いから、傷みにくいと思う。
さっそくタマリロ入刀。
お、意外と果肉自体は赤くなく、どちらかというとオレンジ系の色である。現在トマトの中にあまりグジュグジュしてる感じのものは少なくなってきたという認識だが、タマリロのワタ?の部分は全体的にオレンジ色の透明で、意外とサラッとした質感。トマトより若干存在感のある種を包む、ジェル的質感の部分は赤褐色。表皮や際の部分も赤褐色。入刀して少し出てくる赤い色素は、おそらく種を包む部分からのようである。
次にわずかに切り出して味をみる。
ん、トマトのような味を予想していたがトマトではない。というのが私の感想。皮をむかずに口に入れたからタマリロの総合的な味がわかると思ったが、うん、苦味と渋みもあり複雑な味なのだ。酸味や甘みも。いろんな味が含まれている。
味わった瞬間、ドレッシングに使いたい、胡麻油をぜひ使いたいと思った。ドレッシングで食べるというより、タマリロで中華風ドレッシングを作りたい。
タマリロ中華風ドレッシングの材料
-胡麻油 少々
-オリーブ油 大さじ1
-塩 適量
-酢 大さじ1
-蜂蜜 適量
胡麻油は風味付けで使うにとどめる。これにタマリロは今回皮を半分むいて使ってみる。渋みや苦味を警戒してのことである。材料を全部入れてから10分ほど置いて味をなじませる。
キャベツのざく切りと、道端で引っこ抜いてきたナスタチウムにタマリロドレッシングをのせて、いただきます。
少し噛みごたえ感あるドレッシング、胡麻油との相性がいい。と私は思った。普通のキャベツも、タマリロとナスタチウムで特別感あるサラダに様変わり。五味揃った?ドレッシング、淡白なキャベツと組み合わせて正解でした。
味覚の訓練になりそうなタマリロ、お店に並んでいたらぜひ試してみてくださいー。