くもりときどき ななばあば

将来の自立のために、今私に何かできることがあるかな

ヨットの素人が現地に出向かずに第36回アメリカズカップのレポートをすると?


○第36回アメリカズカップの流れ

 


アメリカズカップ、今回はニュージーランドオークランドで開催されていた。


2021年3月のこの時期から始まったのかというと実はそうではなく、

前哨戦として2020年12月中旬、初の試みという”The PRADA America’s Cup World Series Auckland and the PRADA Christmas Race”という名の総当たり戦があった。各チーム、予備のヨットを使った(?)ようである。

➡️https://www.americascup.com/en/acws/auckland

 

そして2021年1月から2月、”the PRADA Cup Challenger Selection Series”と呼ばれる戦いでは、今回のディフェンダーであるEmirates Team New Zealandに挑戦権をもつチームが争われ、イタリアのLuna Rossa Prada Pirelliがチャレンジャーの座を獲得したのだった。


ちなみにLuna Rossaは2000年アメリカズカップでもTeam New Zealand と決勝を争っており、わたしとしては聞いたことのある名前。21年ぶりに優勝カップを争う決勝に戻ってきた。このままTeam New Zealandカップを渡すのか、敵地の風を読み切ってカップを手にするのか?

 

 

そして2021年3月、満を辞して"The 36th America’s Cup Match" 第36回アメリカズカップのレースがEmirates Team New ZealandとLuna Rossa Prada Pirelliの2チームにより執り行われていたのである。

 

1日に2レースが行われるが、天候により延期、遅延されることもある。

先に7勝したほうが第36回アメリカズカップの覇者となる。

 


さてさて、第36回アメリカズカップ、ここまでくるまでに紆余曲折あった。

実はニュージーランドの中でもオークランドだけが今年に入ってから2回、

2021年2月15日から2月17日

2月28日から3月7日

コロナ警戒レベル3に引き上げられロックダウンを余儀なくされた。

ヨットレースも警戒レベルが3から2のときに中断されたが、警戒レベル1へ引き下げられ晴れてアメリカズカップのレースが再開されていたのだった。。

 

ところでアメリカズカップとは何?

 

アメリカズカップとは


歴史のある国際的なヨットレースで、その名とは関係なく必ずしもアメリカで開催されるわけではない。

と、素人はここでサラッと触れるにとどめたい〜

※詳しくはウィキペディアに日本語の説明がありました!しかーし、うまくリンクが貼れませんでしたのでご興味ある方はアメリカズカップで検索してみてください。

※そして後日わかったことそれは❗️アメリカ'ス'カップ❗️らしいこと!すみませーん!このままにして素人感を出したままにしておきたいと思います。。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アメリカスカップ

 

 

アメリカズカップをテレビ観戦


その歴史ある国際的なヨットレースがオークランドで開催されているのは知っていたが、日頃のいそがしさや時折聞くコロナ関連のニュースで、積極的に情報を求めようという気持ちはわたしには正直なかった。。


だけど今年に入って3回目4回目のロックダウンを経験してみて、改めて日常生活のありがたさを実感したり、特別なイベントのお知らせに心躍ったりするのだった。

 

ラジオでは3月に入ってコロナワクチンかアメリカズカップの話題が多かった印象〜

 

 

テレビは日頃子ども向けのキッズチューブを観るためだけのものと化していたが、先週コロナ警戒レベル1になった日の夕方、久しぶりにヨットを見るために地上波を拾ってみた。

 

 

おお!やっとる、やっとる〜

f:id:nanababa:20210318214736j:image

 

画面上のコンピュータ解析図がわかりやすい。便利になったものだ。まあ他のスポーツでも既に取り入れられている技術だとは思うが、テレビはスポーツ観戦に本当に便利だと思う。アメリカズカップのデータ解析はPanasonic が担当している。


ゴールはこの線?


と子どもが聞いてくる。

海面にまるで線がピッとひかれてるかのよう〜

 


レース開催中はライブ配信されていたようである。開催後も録画が観られるようだ。

That’s good news we can watch America’s cup race from almost all of the world!

 

https://t.co/IllhT5xPlu

⬆️TwitterからのURLになります。。

 

 

○ん10年前のエピソード、てここで必要なのかな??


実は20年前、まだわたしが若かりし頃✨ニュージーランドに初めて観光で来ていた時にもちょうどオークランドアメリカズカップが開催されていて、シティ、繁華街の目抜通りであるクイーンズストリートでパレードが開催された。キウイの人たちは日常の延長上にあるかのようにパレードを満喫していた。観光客キャピキャピで居たわたしや友人、その他期せずしてその場に居合わせた人たちを温かく迎え入れてくれた。


その時はここに将来住み始めるとは全く思いも寄らないことだったのだが、とても気さくで何かにつけて楽しむのが大好きな国民性に触れられて、なんかステキな場所に旅行に来たなぁなんて思ったのだった。


パレードには確かヨットのレプリカが出し物にあったっけかな??

 

しかしパレードの内容というより、その温かい雰囲気を何より覚えているのだった。。

 


そして日頃は自分用にお土産を買わないタイプのわたしなのだが、パレードの後、オフィシャルショップに立ち寄りグレーのキャップを購入したのを覚えている。

 

 

ヨットレースはもっぱらアコモデーションリビングルームのテレビで観た。

 


対戦相手のチームだけでなく自然をも相手にするという、優雅に見えて実は過酷なスポーツ。

そして風まかせ、というわけでなく風を読み、持てる設備の使い方や人員の配置を即座に考える役割があったりして、チームの勝利のために力を合わせるスポーツはどことなくフォーミュラ1を彷彿させた。

※上記ウィキペディアにもありましたが〜

 

ただ単に先行すればいいというわけではなく、実は後方にて先行ヨットの風下に位置どり、エネルギーを温存する戦い方もあるとか〜?

 


アメリカズカップが歴史のあるものとは知っていてもどういうものか詳しく知らなかったが、にわかファンになるには十分な魅力があるのだった。。

 

 

ニュージーランドでのヨットレースの位置付けは〜??


んでアメリカズカップ、私も含めテレビ観戦ラジオ観戦してるだけじゃなく、現地に出向いてる人たちももちろんたくさんいる。

陸地にとどまらず、ボートを出して海上から応援する人たちもいて、その数さすがシティオブセールスと言われるオークランド、船舶免許持ってる人たちが多いのだろうと予想がつく。オークランドに限らずニュージーランド全体で言えることだとは思うが〜


マオリ族やイギリスからの入植者がこの地に船で来たことからヨットレースが古くから盛んで、ニュージーランドではヨットがお金持ちの道楽というだけでなくもっと庶民にも親しまれている裾野の広いスポーツなのではないか、と素人は考える〜

 

 

○ヨットのかたち


ところで今回テレビ観戦していて気づいたことは、20年ぐらい前と比べてヨットが大幅に洗練されていて、動きが安定してる印象〜


動力源は風のみなのに(だよね??)時速30キロとか出たりして早い。


3月14日は風が吹いていなくてレースがなかった。

3月16日はEmirates Team New Zealandがあと1勝でカップを手にするというのに凪になりレースは延期になった。


そういうことがあるのもヨット競技ならではなんだなぁ〜

 

 

それにしても、よくよく見てみると海水に接してる部分が極端に少なくなってる!

いつの間にーこんな形に!😳

 


だから昔に比べてレース展開が早いし、

安定した航海が可能だし、

操縦?が簡単?に見えるのかなー??

 

 

とはいえ、左右に位置してるクルーたちが要所要所でペダル?を手で漕いでる。。


もしかしてクルーがペダルを漕いでるのが動力になってる??としたらスゴいー!

 

 

昔はマストの上げ下げとかあったり、マストを支えてた柱がバキッと折れたりしてなかったっけ?!自然の中のスポーツを体現していたようなヨットレースだったように思う。

 


ググってみると、アメリカズカップのヨット技術の変遷の中でも現在のヨットAC75型は画期的らしく、"飛ぶ"ように設計されてるとのこと。確かに時折海面上を飛んでた。。

https://t.co/FHPrMUVFmn

⬆️TwitterからのURL

※素人はここのヨット技術を飛ばします😅

 

 

アメリカズカップと日本


ちなみに今回もたくさんのスポンサーの中にPanasonicTOYOTA、ヤンマーといった日本企業の名前もテレビでちらほら見ることができる。

 


そして日本のヨットチームとしては2017年ソフトバンクチームジャパンが挑んだようだ。

 

日本も海に囲まれた環境、今後再びアメリカズカップに参戦するのか楽しみだ。

 


ところで3月16日のレース開始前に東京オリンピックに向けてニュージーランドセーリング競技代表選手が発表され、アメリカズカップのEmirates Team New Zealand から選出された模様〜


オリンピックのサイトを見てみると、ヨット、セーリング競技といってもいろいろなものがあるんだな〜

https://tokyo2020.org/ja/sports/sailing/

 

それにしても、開催国のメンツじゃなく、オリンピック・パラリンピック選手たちに競技のことだけに集中できるような環境が準備できるのか、用意できるのか、それが最重要なんだと思う。

 

オリパラ開催するのであれば、どうぞ安全にオリンピックが執り行われますように〜

 


○クルーの役割


さて、ヨットの左右に位置取るクルーたちがレース中、時おり甲板?をちょこちょこと走るのが見える。風や相手チームのヨットの動きを分析してそれを戦略に落とし込み全クルーに伝える。。誰がそれを担ってるんだろう。。

※素人はさらっと触れるにとどめ、あんまり踏み込みたくない部分ではある😅

 


クルーのや代わりについては、前回第35回アメリカズカップのときに書かれた下記の記事が参考になりそうだ。

https://www.sailingworld.com/americas-cup-crew-breakdowns/

 

Sailing World ウェブサイトによると、現在のAC75型ヨットを採用した当時のアメリカチームは次の役割をもつ人たちで構成されていたという。

※ここでは迷わずGoogle翻訳にご登場いただこう〜

 

・The helmsman ヘルムズマン:

ツインホイール(2つの車輪?)とヘルムマウントされた短倍フォイル制御システム(?!?)を使ってボートを飛ばす。ウィングトリマーとタクティシャン(司令塔)との会話

※helmとは舵という意味だから、舵取り担当で重要な責務を担ってるのね〜

 


・The wingsail trimmer ウィングセイルトリマー:

最適なウィングトリムと十分なボートスピードを確保するために、ヘルムズマンと緊密に協力する。

※ヨットのシステムについての理解が必要だと思う〜 

 


・The forward-facing tactician/grinder タクティシャン/グラインダー:

戦術や最新データをヘルムズマンとやりとりしないときはペダルを回す。さらにヘルムズマンがトランポリン(甲板??)を横切るとき、代わりにボートを操作する。

 


・The grinder グラインダー:

舵に向き合い、臨界油圧を発生させることに集中する。

※ ruddersも舵という意味なんだ〜

 


・The second grinder セカンドグラインダー:

前方のグラインダーと台座を共有し、ダガーフォイルのセットとドロップ、およびセルフタッキングジブのトリミングも行う。

※ここもヨットのシステムについての理解が必要だと思う〜 

 

・The forward-most grinder フォワードモストグラインダー:

最前列に座り、後進に向き合い、パワー持久性を高める。

 


うーん、素人としてはクルーの役割をもっとよく知りたいところだが、そのためにはヨットのシステムへの理解が必要なのだった。。

 

あれ?

ヨットってスキッパー居てなかったっけ??

 


アメリカズカップ決勝レース終盤

 

Twitterからの再編集により、ここにきて絵文字が増えています〜

先に7勝したほうが🏆を手にする36回アメリカズカップ決勝⛵️⛵️は、3月15日の2戦終了時点で🇳🇿Emirates Team New Zealandが🇮🇹Luna Rossa Prada Pirelliを抑え5-3、3月16日の2戦でもしかしたら勝利が決まるかもしれない状況だった。


3月16日のアメリカズカップ決勝第9戦はTeam New Zealand が30秒差をつけて勝利した。

あと1勝で優勝カップ🏆現地の両方の応援にも更なる力が入るー。

 

と、残り1戦が天候により延期。。

 

これはスポンサー各社の目論見か?と思いきや、見事な凪〜風が吹いてないっ!な、なんというタイミングの凪っ!


ということで、

レースは翌日午後に持ち越しとなった。

 


実はゆっくり観たい気もしていた〜   

チャレンジャーの更なる追い上げも観たい〜


明日にゃ明日の風が吹く〜

 

 

3月17日は天候のため予定より遅れ第10戦がスタートした。

 


これまでのレースとは違い最初からEmirates Team New Zealandがリードして、Luna Rossa Prada Pirelliが追い上げるも、終始危なげないレース運びでゴールした!優勝を決めた!

 

 

150年を超えるアメリカズカップの歴史において、ニュージーランドチームが最多勝利をおさめたというようなことがアナウンスされた。


実況アナウンサーが、アメリカズカップはニュージーランズカップ、だとも!今回は言っちゃってください!みんなも納得のぶっちぎりの勝利!

 


そしてキウイ、ニュージーランド人の気風を讃える言葉も聞こえた。

 

確かに、ニュージーランド人は、


新しいテクノロジーを取り入れる。

知らないものに謙虚に対応する。

戦略的に物事をとらえて習得する。

チームのために力を合わせる。

結果を出すために努力を惜しまない。


そういう気質があるように思う。

 

この1年、コロナ対応で見てきた。

 

 

このアメリカズカップのテレビ観戦をしてる期間中に、自主的なロックダウンから1年が経ち、そろそろニュージーランド全域でロックダウンが始まってから1年が経つ。

 


なんだかとっても不思議な1年の過ぎ方だった。遅かったような早かったような〜


アメリカズカップでしみじみとこの1年の想いにひたるとは思わなかった。。

 

 


そしてアメリカズカップをブログ記事にするとは思わなかった。。

素人で記事にするのはどうかな?と普通思うんだろうけど、ブログ記事にできるんじゃないヒントをくれたツイッターに感謝!

 

 

以上オークランド🇳🇿の某所テレビ前からNana がお伝えしました!🎤👩🏽‍🦰

 

 

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