キッチンの大きなキャンバス
子ども用のらくがき帳、日本では100円ショップで簡単に手に入った。1歳半ごろからクレヨンを握り思いきり描く姿は、観ているほうも気持ちよかった。
ニュージーランドに来てからも、火山やら消防車やら、学校で覚えてきたり描きたいものがどんどん湧いてくるようだが、文房具は少し割高な印象。そういう時は、日本から運んだプリント教材に取り組んだ後のお楽しみとして、その裏側に絵を描いてもらい凌いで(しのいで)いた。
すると昨年末のある日、"壁に描いてもいいのー?" え、描き足りないのかい?引っ越してまだ半年経たないペンキの匂いが時々漂う賃貸物件の壁にいきなり描いてくれなくてそれはよかった。可愛いリクエストにはなるべく応えてあげたい。
そう言えば、ウォッシャブル クレヨンというものを買ってきて、きれいに洗い落とせると思い、以前住んでいたフラットのお風呂場の壁に落書きをさせてみたことがあった。お風呂に入りながらお絵かきができるというような類のものでないというのはすぐにわかった。。ぬれた壁には描けない。
落書きをしたところをぬるま湯で落とせたり、ぬれたスポンジなどで拭き取れるといったものだった。
ウォッシャブルクレヨン、このときこそきっと君の出番だ。だがどこをキャンバスに見立てようか。そうだ、賃貸物件とは言っても、所有権を有する冷蔵庫は誰も文句を言わないじゃないか!大きなキャンバスがあるではないか!
今年2020年のお正月は冷蔵庫への落書き解禁日、冷蔵庫の側面解放日とした。3歳半の子どもは"えーいいの?"と何度か聞いてきた。床にクレヨンで絵を描いたときの私の雄叫びをきっと忘れてはいないのだろう。冷蔵庫の側面に今、君の想像力を解き放つのだ!
鳥とか太陽とか覚えたての数字を描いている。うんうん、その調子!
絵だけじゃなく、壁に貼った数字やひらがな、アルファベット表(100円均一で購入)を見ながら、自分のペースで練習するなどということは考えていなかった。今はRを練習してるようだ。自由に書くことのできるスペースを与えられ、子どもはこの2、3ヶ月でいろいろ覚えてきている。ちょうどそういう時期なのだろう。タイミングよく冷蔵庫の側面を開放できてよかったと思った。
今ではクレヨンで描くだけでなく、折り紙をのりで貼ったり、お手製のマグネットを貼ったりしている。中古品のアルファベット型マグネットを贈ったが反応薄、自分で書きたい段階のようである。
曜日感覚を持っておくといいかなと、私のほうでも冷蔵庫キャンバスの上のほうに、"にちげつかすいもくきんど"と記入してみた。"今日はランチボックスを持っていくから金曜日、じゃあ明日は何曜日?" "げつようび!" "えー!!だからこれ見てよー"
曜日を覚えるのは結構時間がかかりそうであるが、大きなキャンバスはお互いよく使うキッチンにあるから親子がやりとりするのにちょうどよかった。
何日か同じ状況が続き、ぬれたスポンジを渡して"新しいもの描けるようにきれいにしましょうよ"と言っても、"これこのままにするの!"と拒否る場合は、内政干渉にならない範囲で時々キュッキュと空白を作っておいてあげている。
とある風水の本に、冷蔵庫の正面には何も貼らずにきれいに保つべし、と書いてあったのをこれまで十何年も実践し続けてきた。その効果はどれほどのものか、ウチでは未だ証明されていない。。確かに日々何度となく使う冷蔵庫がすっきりと見えるのは、精神衛生上よろしいと思ってはいた。
子どもが落書きする時期はきっと限られている。正面も開放しようか。
都合がよいことに、今どきの液晶パネル搭載の高機能冷蔵庫でなく、ひと昔前の無機質な冷蔵庫、そして時々熱を出してコンセントを抜いてコンディションを整えてあげなければならない手のかかる冷蔵庫ではあるが、子どもの創造力を試す場所としてエネルギーが蓄えられてきているように感じるし、このキャンバスに愛着が湧いてくるのであった。
※東京オリンピック・パラリンピックに向けて、世界の国旗を覚えてみましょう♪
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