くもりときどき ななばあば

将来の自立のために、今私に何かできることがあるかな

頭皮のかゆみをやり過ごさないで〜人生初のシラミん駆除その全工程

こちらニュージーラわンドのオークランドで夏は何回か経験していますが、この夏シラミん(かわいく命名してみました)デビュー(この言い方、妥当ではない。うん。)してしまいました。

私が今年の1月初旬(日本でいうと7月初旬ぐらいかな?)からやっていることをお話ししたいと思います。

 

 

お風呂~櫛通し

外から帰ってくると、本当はまずお風呂に入ってご飯の支度をしてご飯を食べればいいんですけど、ウチはご飯を食べた後にお風呂に入ると言う流れになっています。お風呂は子どもを先に入れるようにしています。着ていたものは、お風呂場の床に脱ぎ捨てないようにして、バスタブの中で脱いでもらっています。体を洗うのは普通におこなっていますが、髪の毛に関しては、後で説明する配合シャンプーを作り、それで地肌や髪の毛の根元部分をよく洗うようにしています。その後すぐには洗い流さず少なくとも2、3分おきます

その特別なシャンプーとは、一般的なシャンプーの一般的な量に対して、お酢3スプレー程、ティーツリーエッセンシャルオイルを1、2滴入れて、それをよく混ぜています。お酢をシャンプーに入れるのは、髪の毛に付着した卵をうまく櫛で取り除くためです。おそらく卵の成分がお酢で変性して取り除きやすくなるのかと思います。

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その後の櫛通しはというと、まずあらかたの泡を手で取り除いてから、髪の毛が絡まないように、少しあらめの櫛で髪の毛をよくとかしてあげて(髪が絡むと子どもが嫌がるので意外と重要!)、それから目の細かい専用櫛を使い、まず額のある前側からうなじのある後ろ側まで毛の根元から毛先までを通すように何回もといて、時々櫛に付いた泡を手で落とし、お湯(界面活性剤配合の洗剤をほんの少し入れることでシラミんを確実にとることができるそう)を入れた、できれば透明な容器に櫛を入れ、そこで何度となく櫛を洗います。耳のわきやもみあげ、額の生え際やうなじなどをより注意してくし通しをします。次は首から額にかけて、髪の毛の流れに逆らうように櫛通しをします。子供を何かおもちゃで遊ばせておいて、後ろから前に、髪の根元から毛先へと、櫛通しをします。髪の毛が引っかかりやすく簡単ではないので、私は下から3分の1ずつのパートに分け、まずうなじから3分の1ぐらいまで上がったところまで、次に頭頂付近まで、最後におでこに向けて櫛通しをします。(有効性は確認できていないが)この作業中にシラミんが地肌を移動しないように、櫛を持ってない方の手で髪を大まかに抑えながら作業しています。

かゆみが強いときなど、必要ならば右から左、左から右の櫛通しも行うと良いようです。毎日そこまでの状況ではないと思えるときは、前から後ろ、後ろから前、これだけをやっています。

櫛通しが終わったら、透明な容器に入ったものに光に当て、何か沈んでないかをチェックしています。砂遊びを行ったときには砂ももちろんありますが、それ以外に黒い小さな点のようなものがある場合は、今後も続ける覚悟を持たなくてはならないでしょう。沈殿物が全くない場合には収束宣言をしてもいいのかなと思いますが、油断はできません。この季節はまず毎日やった方が良いと思います。

その後シャワーで髪の毛をよくゆすいだ後、お風呂から上がるときには、きれいな小さなバケツにお湯を張って、ティーツリーオイルを3、4滴落として、よくかき混ぜたものを上がり湯として、髪の毛はもちろん、顔や首、肩、背中、お腹、お尻、足にかけています。

お風呂からあがってタオルでよく乾かして、乾燥防止のために油をつけています。そして、寝まきは湯を抜いたバスタブの中か、きれいなバスマットの上で着せています。

 

その他のヘアケア商品

上記写真にあるティートゥリージェルは、シラミんをコントロールするための商品で、ジェルと専用櫛がセットになって確か20ドル以下で購入しました。髪の毛にまんべんなく塗って30分おいてから櫛通しをする、これを1週間続けるための量が入ってます。長期戦に突入するのかと覚悟を決めたあと、このジェルはもっぱら帰宅時かゆみがあるときにシャワーキャップとともに使うようにしています。軽めの程度なら充分かもしれません。使用法に記載どおり上記ティートゥリーの上がり湯も併せて行うと効果的です。

 

同じく上記写真にある小さな容器に入った髪油は、インド系スーパーマーケットで入手したもので、先ほどのジェルと同じように天然素材系のものです。これも髪の毛にまんべんなく塗って30分おいてから櫛通しをする、これを1週間続ける系の商品です。これは朝かゆみが出始めてしまったとき用に使いました。いまは出番があまりないのですが、やわらかな香りに癒されます。 

 

ヘアケア製品は、やはりかゆみなどの状況によって、天然素材にこだわらず薬用のものを使うことも全然ありだと私は思います。

 

ドライヤー

シラミんの件があってから、ドライヤーを購入。しっかりと髪の毛を乾かすようにしています。根本はもちろんのこと髪の毛に水分を残さないようにしっかり乾かし、それから少し涼しめの風で髪の毛を落ち着かせています。どこかかゆがっていた場合はそこにもドライヤーを当てることもあります。

 

寝具

ウチでは前の家でベッドバグ(南京虫)を経験してからは、一般的なベッドを使っていません。少し高さが確保できるベッドのベースに、クッション性のあるフロアマット素材をひき、その上にヨガマットをひいて寝ています。普通の人ならば固めで寝られないかもしれません。

寝せる時間までに、粘着シート、いわゆるコロコロクリーナーを使って微細な塵(ちり)や埃(ほこり)、もしかしたらシラミんや、その他いろいろなものをくっつけて、マットをきれいにしておきます。

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寝具にはタオル生地のシーツやタオルケット、薄手の毛布を使っています。寝具を洗わない時には、朝起きたときに枕も含め全て蒸気を使ってアイロンがけをして室内に干しておいたものです。
寝る前にシトロネラオイルをほんの少し寝具に香らせることで、万が一の虫よけにもなるし、気持ちよく寝付けるかと思います。

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洗濯

洗い物については、バスタブの中に脱いだ服を、この季節は大きなビニール袋に入れて常に口を閉じるようにしています。

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私が風呂から上がって髪の毛にドライヤーを当てる間、洗い物を投入したシンクに60度近くの熱湯をためる時間にしています。その上にレジャーシートを乗せておくと、朝になっても温かい状態です。お湯を抜くときにも底に沈殿物がないかをチェックしています。夏は天日干しができれば天日干しをするようにしています。乾いたものは中をきれいに拭いた籠の中に取り込んで、すぐにたたんでしまわないときは、少し高い場所に置いておくようにしています。

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洗濯物についてはコインランドリーのドライヤーを使うのも、虫対策になるということもあるかと思います。毎日コインランドリーに通える条件の人たちは、おそらくうまく使っているかと思います。

掃除 

掃除については、なるべく使う場所と使わない場所を決めて、立入禁止区域を作って掃除の負担をなるべく少なくしています。カーペットは掃除機で、床板は手で拭くかスポンジがついた掃除用具、乾いているときは掃除機をかけます。髪の毛をドライヤーで乾かす前後にも床掃除をやったほうがいいと思っています。お掃除はやはり頻繁にこまめにした方が良いかと思います。
本当は帰ってからすぐにお風呂場に直行して髪の毛を洗ったり体でお風呂に入ったりした方が、家の中に細かい小さな状態の虫や卵を入れないで、撒き散らさないで済むかと思います。小さなシラミんも人間の肌を噛むと言う事ですから、そういったものについても注意しなければならないと思います。

防止策

夏なので通気性の良い帽子をかぶる方がいいかなと、髪の毛が透けて見えてツバが広い帽子をかぶっていましたが、シラミんをもらう可能性が高まるように感じましたので、今では髪の毛が透けて見えない布地の帽子をかぶるようにしています。

対策としては帽子以外にも、髪の毛が長い人は地肌がなるべく外に見えないような、まとめ髪ができるかと思います。髪染め効果のあるヘナは、その草のような香りがシラミんを寄せ付けないと聞きました。それも一理あるとは思いますが、毎日続けることについては、手間も時間もかかり、お風呂場も汚れてしまうから、時々ならいいかなと思いました。

虫たちに人間的な動物的な気配を感じさせないことができる方法の1つにパーマがあるようで、併せて地肌を見せないようにできそうです。他には整髪剤等を使うと虫を寄せ付けないのではないかと言われているようです。パーカーなどに付いているフードをかぶってそれで防ぐと言うことも有効なのかなと思います。

ルーティー

朝はアイロン掛けに20分ほど、櫛通しは10分から20分ほど、ドライヤーに5分ほど、寝床を粘着シートで掃除するのに5分ほど、そして床の掃除は時間を見つけてはなるべくためないようにしています。何もやらないでそのままにしておくと卵も成虫も増えてしまいます。この状況を脱すれば1時間はゆうに空くと思います。


ウチでは、夜寝る間と朝出かける時に髪の毛や体が痒くなければそれでよし、と言うことにしました。シラミんが活発になる季節、ある程度はしょうがないのかなと、現状をまずは受け入れることにより、これらの対処法をルーティンとして組み込むことに積極的になれる気がします

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