くもりときどき ななばあば

将来の自立のために、今私に何かできることがあるかな

コロナ警戒レベル4ロックダウン 2%の壁

 

 

 

 

レベル4からレベル3へ移行するか?

先週の金曜日、(聞き取れるかどうかは別として)聞き逃したのだが、ニュージーランド首相はこの何日かのコロナウイルス新規感染者数の逓減を受け、次週の早い段階で、ロックダウンを課すlevel4からlevel3へ移行するかの判断をして発表するとのこと。

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ラジオに耳をそばだてる

ラジオからはlevel3になったら何をしたいかとか、ロックダウンを2週間延長しなくていいのかとか、子どもは引き続き外出しないほうがいいとか、以前よりも議論が活発になってきた(ようである)。

多くの局がリスナーからの積極的な電話やテキストメッセージ、メールなどを扱いこなしていて、自由活発な議論を好むのは今に始まったことでないような感じを受ける。議論を通じて世間のガス抜きも果たしつつ、世論の醸成を助ける機能を持っているようである。ロックダウンに入ってからの小売価格の上昇というような消費者問題にまで対策したのを見ても、おそらく政府も世論を知る手立てのひとつとして諜報しているのではと思う。

 

レベル見直しの発表を受けて

金曜日の発表は、明らかに人々の気持ちを緩ませていると思う。金曜日の夕方、隣人が友人を招いて私が借りてる家の敷地内の木の実を慣れた様子で摘んでいった。挨拶するとき私は"あ、マスクしてないわ。膝あたりで口を覆いましょ。"と思ったが、お隣さんたちは何にも気にしてない。

近所の他の家々にも、この週末に明らかに家族や親戚が車で来ていたようだ。

パーティ好きで深夜1時過ぎまで大音量で音楽を流す家も、これまでは予想に反してウソのように静かに過ごしていたか、この土日、短時間だが音楽を流してきた。

散歩に出てみると、以前に比べ外出している人々が増えている。マスクしてない率も高い。

 

ロックダウン始まってから3週間以上も、人々は日常生活を放棄せざるを得ない状況に立たされながらも、我慢するところを我慢して、順応できるところを順応して、工夫できるところを工夫して、ロックダウン中それぞれの立場で挑戦を続けてきたんだと思う。


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ずっと緊張状態というのは心身共にあまりよろしくないだろう。気持ちの緩みが出てくるのは致し方ない。

 

とは言え、コロナウイルス対策のための日常生活の注意事項を引き続き実施していかなければならない緊張感と、ロックダウンにより押さえ込みに成功してきているという気の緩み、緊張と弛緩とが背中合わせの現状で、アクセルとブレーキを踏み違えないようにしないと、今までの皆の努力が水の泡になってしまう。国全体にも言えるし、個々人にも言えるだろう。

 

 

政府広報

このような動きを早くに察知して、ラジオ広告時間には、レベル4とレベル3で注意すべきことは変わらないとか、今はまだレベル4であることを忘れないでとかいう政府広報が流れている。

ポータルサイトUnite against COVID-19

(https://covid19.govt.nz)に載る日常生活でのコロナウイルス対策などが、どのラジオ局からも頻繁に流れる。テレビを観ないからわからないが、テレビコマーシャルにもきっと政府広報が頻繁に流れているだろう。近頃SNSにも表示されるようになってきた。ロックダウン中の政府広報は、あらゆる媒体を使って世代を超えて注意喚起を促し、情報を共有して、不安を取り除き、何をすればいいのか集中できるような役割があるようである。

 

 

2%の壁

ロックダウン開始直後から、コミュニティで感染した割合は2%と低く抑えられていた。2%の壁を崩さないよう、コロナウイルスをもらったりあげたりしないようにしなくてはと思ったのはわたしだけではないだろう。ところが今日久しぶりに健康省?のサイト(https://www.health.govt.nz/our-work/diseases-and-conditions/covid-19-novel-coronavirus/covid-19-current-situation/covid-19-current-cases)を見たところ4%に上昇していた。感染ルート不明だったのが判明した結果、数値が上がったのだろうか。

このサイトで他に気になったのは、回復率よりも治療中の割合が他より高い地域があることである。医療機関が対応しきれているといいなと思う。

 

ニュージーランドのコロナ治療

ところでニュージーランド重篤な患者のみが入院して、治療中のほとんどの患者が在宅なのを4月初めに知ってびっくりした。この国では個人の良心や良識、自己統制、それを支える行政・民間・ボランティアサービスなどで、ほとんどのコロナウイルスの治療が成り立っているようである。

今年に入ってからだったろうか、GP(家庭医?)の入り口に駐在する担当者が渡航履歴があるか逐一チェックをしていた。渡航履歴がある場合、自宅隔離を最低2週間することになっていた。コロナウイルス感染の症状がある場合は、GPに直接来ないでまずは専用ダイヤルへ電話するということも驚いた。

ウイルス検査は3月に入って1日10数件だったのが驚異的に件数を伸ばし、現在は4500件以上実施している。現場の医師や看護師の負担が大幅に増えているという。国としては検査件数を伸ばし、コロナウイルスの封じ込めのため先手を打ちたいところであろう。この何日かは特定の地域の特定の場所でターゲット検査?を行なっているという。この結果も踏まえてレベル見直しの決定が慎重に下されるのであろう。

 

 

素人の憶測

ロックダウン延長による経済的打撃は計り知れないが、コロナウイルスがものの表面に残りやすいとか、人によって無症状だったり反対に重症化したりするとかいう性質を考えると、後々になってロックダウン延長が必要だったのかと議論になるぐらい慎重な決断が必要なのかもしれない。

 

場所指定で緩和するのか。

雨が多く低温の冬が来る前に、感染者をコントロール可能な少数に押さえ込みできてから緩和するのか。

レベル3に引き下げた後レベル4に戻ることもあるのか。

初めてのことにきっと多くの人々が考えあぐねていることだろう。

 

注目の発表は明日4月20日午後4時予定とのこと。

 

コロナウイルスが早く収束しますように。

 

 

 

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