くもりときどき ななばあば

将来の自立のために、今私に何かできることがあるかな

コロナ警戒レベル4ロックダウン5日目 ロックダウン中の物価上昇から考える

ロックダウンが始まる前日の3月25日水曜日にベビーカーを転がし買い出しをしてそろそろ1週間
食事内容がワンパターン化しないようにしているが、足しげく買い物をしていたときに比べ、限られた材料で料理する工夫をするようになった。


のだが、
ケチりながら飲んでいたライトミルクの500ml相当が腐ってしまったことに今朝気がつきショーーーック。
そうだった、冷蔵庫の電源抜いてたんだった。。

 

昨年の8月に中古屋さんで300ドルほどで買った冷蔵庫は、ウチに来て早くもひと月もたたぬうちに8℃→15℃に上昇。
まる2日、電源を外してみてみてよ” 


とっくに1週間の保証期間も切れ、特に悪びれる様子もない店主。まるで標準仕様のようにアドバイスをテキストメッセージでよこしてきた。
確かに2日間電源をつなげないだけで、冷蔵庫の機能が戻る。不思議だ。
最初は月に3~4回電源を外していたが、今では若干減り2~3回で済むようになった。

冷蔵庫を開けたり閉めたりすること、開けたままメニューを考えること、などがよくないらしいとだんだんわかってきて、よく使う野菜や果物などカゴに入れるようにして毎回まとめて外に出すようにしたり、モノの場所を決めたりして改善してきた。
つもりだったのに、今朝のミルクの件はショックであった。


ロックダウン中は気軽に買い物に行けないのだ。。

 

 


ところで、昨日の晩ご飯中にラジオの電話相談を聴いていた。

賃金や雇用、政府からの手当て申請方法など、経済関連の相談が多い。
そしてロックダウン期間中の物価上昇の件。


ある女性が"しょうがは今まで1キロ8ドルぐらいだったのに、今は店に置いてないし、ほかの店にあったとしても1キロ20ドルで買えない。にんにくもそうだ。"


ロックダウン前、友人も似たようなことを言っていた。”今度のコロナにしょうががいいらしいけど、いつものスーパーにおいてなくて他の店で1キロ18ドルであったからしょうがなく買った。”
だじゃれではない。本当にそうらしい。

 

コロナウイルスにしょうががよいのか本当のところはわからない。
体を温めたり殺菌作用もあるから、これからの季節にいいのかもしれないと、私も便乗して、すりおろししょうがの瓶をロックダウン直前にお守り代わりに買っておいた。

 

ときどきしょうがを使う私とは違い、毎日カレーを作る人たちには、しょうがやにんにく、たまねぎは毎日使う必須食糧である。
それがコロナの不安からの買いだめが買いだめを呼び、店にないか、あっても高過ぎで買えない。


これは大変なことだ。
ただでさえ普段よりも免疫力を上げておきたいときに、慣れた食品を食べられないもどかしさ。。

 


今日15時からのニュージーランド首相の記者会見では、機動力を感じた。
(英語の聞き取りがいまいちゆえ、あとでニュースサイトで内容を確認)


”ウェブサイトを設置してスーパーマーケットでの値段上昇を取り締まる用意があるとして、その疑いのある商品については写真やレシートを送りつけてほしい”


”スーパーマーケットで小麦粉が不足している事態にも備える準備がある”とのこと。

 

 

庶民のニーズを把握して、それに応えるのに迅速な印象。
コロナや4週間のロックダウンで不安な人々に、必要な施策に打って出る

 

ロックダウン前は、イギリスの真似だったのか小中高の学校は平常通りとしていたこの政府の対応に物足りなさを感じていたが、今はほぼ全幅の信頼をおく

 

 


ん、あれ?


小麦粉の材料は全部国産(ニュージーランド産)かな?


先日購入した小麦粉の外袋を見てみると、どのような割合かはわからないが国内外の材料を使っているようだ。

f:id:nanababa:20200401133445j:image

 

コロナウイルスでいろんな国がロックダウンを始めていて、国境も閉鎖され始めている。人の動きが制限されるこの時代、モノの動きはどうなのであろう。

 

先ほどのしょうがやにんにくは、ここニュージーランドでは中国産がほどんどなのではないか。この数年で中国産のにんにくの芽も買えるようになっていた。

 

今後はどうなるんだろう
漠然としたものが一瞬あたりをよぎった。

 

食料自給率は高いに越したことはない

 

 


ウチでも葉物の自給率を上げようと、ロックダウン直前からイタリアンパセリを育てている。と言っても、小さな苗を、土を入れた空いた容器に植え替えしただけである。
微々たるものだが、料理の色味がよくなるだろうし、ちょっと安心はできる。

f:id:nanababa:20200401133538j:image

ひゅんひゅんとやわらかな黄緑色の葉がでていた水分量の多い新たまねぎは、葉物として育てることにした。ひとつは土に植えてみて、もひとつは水耕栽培にしてみた。よさそうな方に統一する予定だ。

f:id:nanababa:20200401133602j:image

にらの種も、雑草生い茂る空地と空き容器に蒔いてみた。これは収穫までに相当の時間を要するだろう。。


話が少しズレてしまったが。。

 

  • 都市部に限らないことかもしれないが、通常時は食料品が回るように需給のバランスが取れているにしても、有事のときには買いだめや買い占めが起こりバランスが容易に崩れる可能性があること。
  • コロナの場合、食事を提供するレストランやテイクアウトの店が休業を余儀なくされることで、ロックダウン期間中はスーパーのお惣菜を入手する以外は自炊をするしかなく、食料品需要が高まること。
  • 国境封鎖、輸出国国内需要の拡大、労働者の確保の難しさなどにより、輸入量は通常量に満たない可能性があること。

などを考慮すると、可能であれば、人口の多い都市部から疎開することも現実的な選択のひとつになるかもしれない。


日本はこれから本格的な春を迎える。野菜作りなどを始める良い季節である。種は早いうちに蒔いたほうがよいのかもしれない。
ニュージーランドはこれから秋、そして日照時間が限られた雨の多い冬になる。

 

コロナが早く解決されるように心から願いたい。

 

 

nanababa.hatenablog.com

nanababa.hatenablog.com

nanababa.hatenablog.com

nanababa.hatenablog.com